SSブログ

ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト、宇宙条約違反?宗教問題? [ニュース(国内)]

スポンサーリンク




エヴァンゲリオンを見たことがない私にはわからないことだらけですが・・・

ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクトいうのが立ち上げられ、話題となっています。

ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクトというのは、エヴェンゲリオン20周年特別記念イベントで、アニメに登場するロンギヌスの槍を本当に月に刺すというプロジェクトのようです。

正直、なんでそんなことしなきゃいけないの?と思ってしまいますが、
アニメ大国日本が世界に誇るアニメと物理のコラボだそうで、ファンの方にはたまらないイベントのようです。
プロジェクトは、期限(4/5)までに1億円集まらなければ、解散となるそうです。

そして、そのプロジェクトへの高額支援金出資者には、レアなリターンが用意されているようです。

もともと5000円の支援金から隊員証などのリターンが用意されていますが、3月9日に新たに高額支援金へのレアなリターンが発表されました。

【1,000万円】
(1)新作エヴァンゲリオン日本刀(刀)“月と碇シンジ”
(2)新作エヴァンゲリオン日本刀(刀)“月と式波・アスカ・ラングレー”
(3)新作エヴァンゲリオン日本刀(刀)“月と真希波・マリ・イラストリアス”
【800万円】
(4)新作エヴァンゲリオン日本刀(脇差)“月と綾波レイ”
(5)新作エヴァンゲリオン日本刀(脇差)“月と渚カヲル”


私には、全然わかりませんが、800万円寄付すると、エヴァンゲリオン仕様の日本刀の脇差をもらえるそうです。
1000円万円ならば、刀です。

なぜエヴァンゲリオンで刀なのか、それさえもわかっていない私ですが、この刀は、「エヴァンゲリオンと日本刀展」が開催された際に参加した刀匠が作製した本格的な刀だそうです。

日本刀で名品と呼ばれるものは、簡単に1000万ほどの値段がつくようなので、このプロジェクトのリターンとしては、見合った価格なのかもしれませんね。

例えば、正繁(まさしげ)という刀は1000万です。寛永(江戸時代初期・家光の頃)につくられた刀です。(著名刀剣標準価格表


エヴァンゲリオンとのコラボで貴重ですが、寛永の頃の刀と同等の価値ってことですね。
1000万でも安いくらいでしょうか・・

物の価値ってわからないですね・・






ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクトですが、現在、3538万円集まっていて、クラウドファンディングとしては史上最高額だそうです。4/5まで まだまだ時間があるので1億集まるかもしれませんね。

____________________________
ロンギヌスの槍、38日間で3538万円集まる 日本のクラウドファンディング史上最高額

1月30日にクラウドファンディングサイト「READYFOR」にてスタートしたエヴァンゲリオン20周年記念特別プロジェクト『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』で、公開から38日間で3538万円の支援額が集まったことが9日、わかった。同額は、日本のクラウドファンディング史上最高額となる。

【写真】綾波レイが手にするエヴァンゲリオン日本刀

 同プロジェクトは、1995年にスタートしたアニメーション作品『エヴァンゲリオン』の記念すべき20周年という節目に、エヴァ零号機によって投げられた「ロンギヌスの槍」が月面に到達するという名シーンの再現を目指す。アニメ作品と月面が“物理的”に接触するのは史上初の試みとなる。

 募金期間は4月5日午後11時まで。目標金額の1億円に未達成の場合、プロジェクト不成立となり、寄付者に全額返金。なお、残り約6462万円の支援を集めるため、プロジェクトではきょう9日より新たな高額リターン(支援者へ送られるアイテム)として、完全オリジナルの「エヴァンゲリオン日本刀」などの追加決定も発表した。

『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』公式サイト
https://readyfor.jp/projects/evangelion

____________________________


しかし、ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト ですが、思わぬ反対意見も上がってきているようです。
宗教問題も絡む反対意見が浮上しているようです。

日本人は、信仰心が薄い・・傾向にありますが、月は、宗教的シンボル、信仰の対象であることも多いそうです。
そして、ロンギヌスの槍は、キリスト教の聖遺物と同じ名前です。

キリスト教の聖遺物としてのロンギヌスの槍とは、ゴルゴダの丘で磔にされたイエス・キリストの死を確認するために脇腹に刺したとされ、聖槍とされています。

イエスの血がついた聖遺物として尊重されている。名前は刺したローマ兵の名「ロンギヌス」に由来しています。

ロンギヌスは目が不自由であったが、イエスの血に触れたことで視力を取り戻し、その後も様々な奇跡を目の当たりにして改心、洗礼を受けたとされる。後にカッパドギアで捕らえられ、改心するよう言われるが拒否して斬首刑にされた。ロンギヌスは殉教者として崇敬され、バチカンには槍とともに「ロンギヌス像」が飾られている。

このようなキリスト教の聖遺物と同じ名前のロンギヌスの槍を、同じく信仰の対象とされやすい月に刺してくるというのは、他国の宗教観を傷つける恐れがありそうですね。

そのことを指摘した団体があり、このロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクトに賛否両論あるようです。

_______________________________________

「ロンギヌスの槍を月に」プロジェクトへ反対意見広がる 宗教的イメージ懸念、ネットでは賛否両論

ねとらぼ 2月4日(水)10時28分配信

エヴァンゲリオン20周年公式プロジェクトとして発表された「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」。現在、目標金額1億円に対し3330万円が集まっていますが、ネットではこのプロジェクトに反対する声も広がっているようです。

【実際に月に刺すロンギヌスの槍はこれくらいの大きさ】

 発端となったのは、ブログ「文系宇宙工学研究所」が掲載した「『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』に反対します」というエントリ。海外ではある種のシンボルとして扱われたり、信仰の対象とされたりもする「月」に対し、キリスト教の聖遺物と同じ名前を持つ「ロンギヌスの槍」を刺すという行為は、特定の宗教の人たちを傷つけたり、宗教問題に発展したりする可能性があるのではないか――というのが主な主張です。

「日本は宗教に対して寛容な国ですが、外に目を向ければとても繊細な問題です(略)。世界はエヴァンゲリオンを知らない人の方が大多数なのですから」(ブログより)

 記事は1月31日に投稿され、現在までに4800回以上ツイートされるなど波紋を広げています。中には「アマチュアが月に到達した証に小さなモニュメントを残すだけと考えればそう目くじら立てる話ではないとは思う」「じゃあ、なんの為なら『人類の共有財産(月)にどうこう』していいんだろう?」など反論する声もありますが、一方では「大いに納得」「もしかしたらどこかの宗教の信者にとって耐えがたい屈辱になるかもしれないというリスクは確かにある」「宗教というのはヘタに触れると、最悪、人が死ぬ、戦争が起こる、というリスクを考慮した上でのプロジェクトには見えない」などブログの内容に賛同する声も多く見られます。

 プロジェクトでは長さ240ミリのチタン合金製(予定)のロンギヌスの槍を、ロケットで月まで運び、実際に月面に刺すことを目標としています。スポンサー募集終了は4月5日、月への打ち上げや月面への槍の放出は日本の民間団体「HAKUTO(ハクト)」が行う予定

____________________________________

イスラム国関係でも世界が揺れていますし、日本人が月に異物をおいてくるというのは、大丈夫なのでしょうか?
しかも、実際に突き刺すとなると、月はまだ解明されていないことも多い科学的検証の対象なのに、問題ないのでしょうか?

そもそも、月って誰のものなのでしょうか?

調べてみましたが、月は宇宙条約上、国家が所有することは禁止され、だれのものでもないようです。

___________________________

なんでも、月の土地を売りに出している会社があるそうです。 そんな会社から、月面の土地の所有権を買った場合、その権利は法的に有効なのでしょうか?

結論から言えば、難しいですね。

どこかの国家が月面基地を作る可能性はあります。

一番やる気満々なのは、中国。
あとは、月面一番乗りのアメリカ。
でも、恒常的な基地を作っても、その周辺を占拠したに過ぎません。
現実のイメージとしては、南極大陸みたいな感じですね。


詳しいことは、国際法の話になります。
実は、すでに「月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約」という条約があるんです。
略して、宇宙条約とか、宇宙憲章といいます。
この宇宙条約において、地球以外の天体や宇宙空間の領有を禁じているんですよ。

ちなみ、南極大陸についても、南極条約というのがあって、同様の状況なんです。


中国も、アメリカもすでに、この宇宙条約を批准しています。
ロシア、欧州諸国など、他の有力な宇宙開発国も、同様です。
ブラジル、インドみたいな将来の大国も批准済みです。


そうするとですね、領有権が成立しない以上、所有権も成立しません。
所有権というのは、各国の法律で認められた制度です。
領有権がないということは、国家がその国内法を適用できず、土地登記の制度を月面で実施することもできないのです。

ということで、民間会社が勝手に、月面の土地所有権を売りに出しても、荒唐無稽なお話で終わるでしょう。

________________________________

勝手に月に槍を指すのは条約上、問題ないのでしょうか?


たった、240ミリの小さな槍ですが、そのために世界から批難を浴びかねないな・・と思ってしまいました。

ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクトは、そのプロジェクトの実行に有意義な意味をもたせるのが難しいように思います。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。